熟成
コーヒー豆の話
私たち夫婦はコーヒーが好きです。
普段はこだわりの焙煎をされている姫路のお客さんから定期的に購入していますが、
夏は妻がアイスコーヒーが好きなので以前住んでいた甲府のお店から取り寄せています。
深入りのイタリアンブレンドを細めに挽いて濃いめにドリップしたコーヒーに氷を入れて飲むのが好きです。
お盆明けにコーヒー豆が少なくなったのでいつものように注文しました。
その豆を昨日から使用し出したのですが、
妻が「味が薄い、豆少なくない?」と、
いつものように淹れた(コーヒーメーカーなので変わらないはず)のですが確かに違います。
味が薄く、コクが全くないのです。
豆が少なかったのか?と思い、再度淹れても同じです。
むしろ苦味が強くなり、エグ味に感じます。
コーヒー豆を観察すると前の豆より色も薄く、豆表面の油のテカリもないように見えます。
ここで疑問が、本当にいつものイタリアンブレンドなのか?
いつも500gを3袋注文するので他の袋を開けて観察しても同じ豆のようです。
そこで甲府のお店に確認の電話をしてみることにしました。
すると、
「焙煎したてを発送したのでまだコクが出ていないのではないでしょうか?」
「時間が経つと豆の脂も出てきてイタリアンブレンドのコクも出てきます。」とのことだった。
そうか!!
コーヒー豆は時間が経ち過ぎても豆の脂が酸化してダメになるけど、焙煎したても豆の脂が少な過ぎてコクがなくなるのだ!!
そうだ!!
時間経過の味変がどうなるのか?ちょっと楽しみが増えたような気分になりました。
熟成!!
これってコーヒー豆だけではなくて色々な食品に言えることですね。