人の足部にはアーチは存在しない。
人の足部には、アーチは存在しません。
こう書くと異論を唱える人が多々見えると思います。ならば、こう書きましょう。
人の足部は、27個の骨にて構成されています。(頸骨は除いてあります。種子骨が2個ありますので、アーチを形成しているのは、残りの25個の骨で構成している関節群なのです。
この関節群は、重心の移動や静的安定性に対して常に運動しています。要するにアーチは常に変化しているのであって、ブリッジ(橋)ののような固定物では無いということを言いたいのです。
しかし現存する多くのインソールは、このアーチを強調したものになっています。ここも反論が有ると思いますので、補足しましょう。
足部は、サポートする部位とフリーにしなければいけない部位が有ると言うことです。
上の写真のように、でんくらふとのインソールは、サポートする部位とフリーにする部位を明確にしています。
なぜならば、人の重心を足部は常に状況に応じて適正に保たねばならないからです。
多くの方々に、腰や膝などに傷害が出てきたり、スポーツ等のパフォーマンスに支障が出てくる理由は、上記の足部の重心移動のメカニズムに問題がある考えています。
そのためには、足部への適正なサポート(形状的では無く、筋肉への刺激)が必要なのです。人の身体は、適正な刺激を与えると治癒的能力が働きます。(足部を強制的なサポートを行うと真逆の作用が発生します。)
カスタマーの足形採取の前に、カスタマー観察といっしょにテッシュマジック(テッシュペーパーで足部の部位に刺激を与える)を行いますが、その時に激変するご自身の身体の変化にカスタマー自身びっくりされます。しかし、これはマジックではなく、カスタマー自身の治癒的能力なのです。
人は骨では無く、筋肉で立っていることの証なのです。