足形から見えるものⅡ
足形から見えるものⅡ
上の写真の足形は2011年(中央の白い物)と2014年のものです。
石膏型の乾燥による収縮等の 影響で2011年の足形が小さく見えますが、
全体像のバランスで比較すると、この三年間の足形の変化が見えて来ます。
左足(右側二つ)変化は少ないですが、右足(左側二つ)は大きな変化が見えます。
踵骨の大きさ、内足側アーチの変化などで、右足の重心の変化及び股関節の転位の変化が見えます。
このカスタマーは、この三年間で大きな変化があったと言うことになります。
足形採取の時、身体のアライメントの変化が見られたのでお聞きすると、
右足足関節の骨折(腓骨骨折>手術)があったとのことでした。
足形から見て、腓骨筋群の機能不全による外側アーチの低下が考えられました。
左右とも言えることは、足形採取のとき前足部(つま先)の形状が採れにくかったことも問題があります。
そのことは、足関節が底屈運動で行われている可能性があります。
要するに、踵よりの重心となります。しかし、立位はつま先に体重が掛かった立ち方となります。
右足は過去の頸骨、腓骨骨折により、左足は過去の腓骨骨折により足部のバランスが崩れているのです。
ここまでは私の見解であり、医学的根拠はありません。
私がこのカスタマーに勧めたのは、医学的根拠を確かめるためのメディカルチェックでした。
ご本人もこの数年の身体の異状に気づかれていて、
是非と言うことだったので某病院のMドクターをご紹介致しました。
このカスタマーのように、インソールで全て解決出来ることではありません。
まず、病院でのメディカルチェックを行い、適正なリハビリテーションを受けることが重要です。
そして、でんくらふとのインソールは適正なバランスの位置を知らしめる道具だと言うことです。
このように石膏の足形は、このように過去の傷害歴まで伝えています。